3.5 入荷品

sputniko! / PARAKONPE 3000
360゜records主宰の虹釜太郎氏が、ここ数年の絶望的な音楽シーンの状況の中でこれまでのレーベル活動やアルバムリリースに対して疑問を持ち、映画音楽制作やウィークリー・シリーズ形態での膨大な量のリリース、円盤でのイベント５Hなど、単なるリリースだけを行っていくレーベル形態とは一線を引いて意欲的に活動を続けてきていた中、久々に360゜recordsとしての新作がリリース！！しかも！DVD作品！！２０１０年以降もっとも重要なアーティストのひとりとしてリリースを決定する決断に至ったというアーティストが、女性数学者であり優秀なプログラマーもあるというパフォーマンスアートプロジェクトSputniko! （スプツニ子）でっす！！
彼女はロンドンを拠点に音楽、パフォーマンス、デバイスや映像の制作をして活動するサイバーアイドル！一見チャーミングでキュートなSputniko!（スプツニ子）ですが、ここにはたくさんのいろんな問題提起が散りばめられてます！チンコって言えない女の子の気持ち、生理が辛くてサイボーグになりたい女の子、MIXIもやりすぎは禁物、好きなあの人の名前をグーグルで検索することしかできない恥ずかし乙女ソング、ワキ毛が恥ずかしい女の子の心情、インターネットの普及によって近くなったものと遠くなったもの…などなど。音楽のみならず、コンセプトやパフォーマンス、映像などすべてをひっくるめて魅せてくれる、そのSputniko!（スプツニ子）ワールドを画面上からビシバシ体感しちゃってください！！
スプツニ子は現在（今）と未来（これから）に正面から向き合い、思ったこと、感じたことをどんどん表現していくバイタリティがある。まさに闘うサイバーアイドル！！
そんないろいろも、まったく押しつけがましさなく、楽しくポップに発信してくれるSputniko!（スプツニ子）の世界観に気づけば、君も虜になって！明日には、一緒に歌っていますよ！チンコ！チンコ！チンコ！っとね！

Hidenobu Ito / KISS
「ソウル系アーティストじゃないアーティストがソウルをやる」という実験的テーマを根底に、前作『Love The End』の続編ともいうべきイトウヒデノブの4作目。前作以上に執拗にソウルミュージックにこだわり、異常なまでの音や構造への追及は変質的なまでのフェティシズムを感じる。“LOVE”や“SEX”というソウルミュージック特有のキーワードを回顧的なものではなく、あくまで現代における“LOVE”の形に正面から向き合った作品。角松敏生、古内東子、岡村靖幸に捧げられたというこの極上の00年代のアーバンファンクミュージック！！骨にビンビンくるようなベースとビートと骨を溶かすようなエロスで、とにかく体のありとあらゆる骨に効いてくる刺激！！甘いカクテルのように過剰摂取は禁物な一枚！

Hidenobu Ito / Love The End
ソウルミュージックやR&Bなどブラックミュージックの中で実験的な音響的アプローチやエレクトロニカの要素を盛り込み、自身初のヴォーカル作品という意味でも意欲的で実験的なイトウヒデノブの3rdアルバム。エレクトロニカ系アーティストに黒人ミュージシャンが少ないという点から構想が生まれたという作品。ソウルミュージックという一番情感の強い音楽の中に無機質なデジタルサウンドを注入するというそのアンバランスさが独特な化学反応を生みだした興味深い一枚。感情的な言葉とは正反対に抑制された機械的な歌いまわし、その強烈な温度差はまさに現代におけるLOVEの象徴のようでもある。

本日の入荷品：
sputniko! / PARAKONPE 3000
Hidenobu Ito / KISS
Hidenobu Ito / Love The End

本日の再入荷品：
やけのはら / Brilliant empty hours
やけのはら / Summer Gift For You
EeL / aimai