3.12 入荷品


saito koji / guitar
Magic book recordsよりリリースされたCD-Rによる3部作とオフィシャル作品『endless end』がじわじわと音響/アンビエント系リスナーの間で話題となり、今では国内以上に海外での注目が集まっている東北在住のギタリスト斉藤浩二による2008年作品。日本人ではyui onoderaもカタログに名を連ねるアメリカのレーベルgears of sandからのアルバム。Magic bookからリリースされた『endless end』の延長線上にあるかのような永遠を感じさせる至極美しい音色がどこまでも続く4編。彼の音楽の本質でもある『guitar』をタイトルに冠しているところからしても、特別なものを感じずにはいられない。彼の描くドローンからは、美しさとともに、どこまでも深く果てしない悲しみのようなものを感じ取ることができ、それは全ての人の心の中にあるものであるからこそ、強く胸を打ちつけるのだろう。


虹釜太郎 / 少女都市全壊
夢想する妄想少女の夢が崩壊する…。頭の中に建設されたもう一つの巨大世界。少女都市…走り出す物語。誰にも止められない暴走少女都市物語。カオティックなガールズ・ブレイン・コラージュ・ワールド!!!!一人の少女が妄想の中だけで描きだす、アタシとカレシの関係がやがて生み出す世界崩壊??宇宙戦争!!!???って、おい(汗)、極端な…なセカイ系サウンド・ヴィジョン!!少女の頭の中で何百、何千にも及ぶ膨大な量のパラレルワールドの本筋、深層を追い掛ける…。うおおおおおおお…女の頭ん中って、ふっ、複雑…。いつなんどき少女の怒りに触れるか、男のボクには一生かけても分かりませんので、都市調査はほどほどに切りあげましょう。


虹釜太郎 / 惑星パリペキンのラジカセ
90年代の初頭に、虹釜太郎氏が渋谷で開いていた伝説のお店「パリペキン」時代の音たちが強い引力によって引き寄せられてMIXされた謎極まりない、贅沢このうえない、虹釜太郎氏の過去音研究、パリペキン探究において超貴重な音源資料とも言えそうなこの一枚!!たどり着いた場所は、その名も惑星パリペキン…未開の地に足を踏み入れると、そこには、謎音楽の極北…というか、謎音楽からもすでにフリークアウトした意味不明な音たちの集合体で形成されたとびきりに唯一無二な世界が舞っていた。ラジカセ的アナログな音のジャリジャリが君の脳ミソを刺激しまくり、君が今まで培ってきた音楽の価値観を軽くひっくり返す強烈盤。もう失うことなど怖くはない!!君もこの地球をさっさと捨てて、旅立とう!惑星パリペキンへ!!


BROKEN BELLS vs 伝助 / BROKEN BELLS BREAKS VOL.1
不知火のBROKEN BELLSとLOS APSON?の伝助によるブレイクビーツによる格闘盤!!スロオオオオオモオオオオオションな、どよおおおおんと間延びした音の上を叩くドラム、時折ドカドカつんのめったり、軸がずれたり、バチッと弾け飛んだり、たたみ掛ける様々な技の魅せ合い。不知火とLOS APSON?っつったら、東京地下音界隈じゃあ、どっちも相当ヤバい組でっせえええ!!威勢の良い両者のタイマン勝負!ブレイクビーツで喧嘩する裏道での火花がバチバチはじける!!西新宿のビル街が見下ろすストリートブレイクスと壊れた鈴の音。


Dj Hati-Monji / abstract"8"
JIGENやRuf Neck Pianoなどアブストラクトの極北的存在が名を連ねるレーベル不知火において、彼の存在も欠かせない。Dj hati-monji、不知火4番、abstract”8”。黒い闇が忍び寄る!漆黒のシャドウ・ブレイクス!輪廻をつかさどる八文字の刻印…人斬りによる危ない刃のようなブレイクビーツと泥臭いJAZZの低いところに充満した独特のアトモスフィア。軸がどこにあるのか分からなくなるほどの、歪な感覚は、不知火特有の空気。野性的というか、頭ではなく、実践において体得したかのようなアブストラクトは、世に無数に転がるアブストラクト風とは一線を画す凄味ってもんが…。葬り去られたJAZZの体に八文字の印を刻みこみ、死してなお蘇る音。

本日の入荷品:
saito koji / guitar
虹釜太郎 / 少女都市全壊
虹釜太郎 / 惑星パリペキンのラジカセ
BROKEN BELLS vs 伝助 / BROKEN BELLS BREAKS VOL.1
Dj Hati-Monji / abstract"8"