3.29 入荷品


tenparii / おまたせ
おまたせ〜!っと登場!exhibiTion!の第4弾は、愛知の“葉っぱの裏側シスターズ”の古賀朋子を中心とした3ピースのほっこりフォーキー・トリオ。Yumboやかえる目、初期のアンデルセンズなんかが好きな方にもぜひおすすめしたいバンドです。ささやくような可愛い歌声と、調子っぱずれなコーラスに、さわわとシンバル、ぎゃんとエレキ、ハッとするよな展開で、気づけば一気に引きこまれてる!それがおよそ2分か3分の間にです。歌詞からもなんだか身近なところでの、ふっと自分に寄りかかってきそうな事柄がぽつと立ってる。すううぅっと胸のあたりに入ってきて、ぐうううぅって涙腺ゆるまされて…。後半の「so tired」、「死」あたりで、じわあああっとやられます。胸のあたりがじ〜〜〜んっとあったかくなる7曲入りのスモールポップソング集。こちらは3インチのミニCDRになります。


公園北 / 96-98
ボクも大好き!知る人ぞ知る!名古屋のバンド、“公園”のキーボーディスト西村公一氏による90年代の初期ソロ作品。exhibiTion!の作品全体に感じる音楽の根っこのあたりにあるピュアな部分が、ここにも溢れてます!ガツン!とやられる瞬間ってのは、結局は上手さとか器用さとかそういうんじゃなくって、そこなんですよね〜。音楽やっている人なら、みんな感じた事のある感覚。初めて○○聴いて、何もかもがぶっ飛んだ、ひっくり返った、世界が変わった。個人的感覚でしかないかもしれないけど、その時はその感覚がいっちばん正直に本当で。ビーチボーイズに憧れた男が、ビーチボーイズになれるって本気で思って、素直に音楽と向き合った96年から98年の時間。それはもう過去でしかないかもしれないけれど、きっとその時にしか作れなかったかもしれない、こっぱずかしくも、まっ正直で、本当に本当に本当の音。キラキラとしたヤングサウンズ。狭い部屋からブライアン・ウィルソンとなんか深いところで、超個人的につながれてしまう、それは勝手な勘違いで、勝手な妄想かもしれないけれど、それはとても素敵な事なのかもしれないね。それは一番音楽が輝いていて、音楽に純粋に感動できた、かけがえのない瞬間なのかもしれない。そんなものを猛烈に感じさせてくれる若き青年の夢と希望を乗せたスペシャルなサウンド。3インチのミニCDR。


V.A / charred bells .broken bells breaks vol.2
途方もないほどに遠いところまで感覚を飛ばしてくれる不知火のジャズ・ブレイクスへの半端なく深い深い探求は想像をはるかに超えていますが、このBroken Bells Breaks2の辿り着いた境地をこの銀盤によってほんの少しでも垣間見ることができたことは本当に幸福な事だと思いますよ。何モノからも常にアウトした存在感を放ち、まるで盲目の男が叩くかのようなドラム・ブレイクスの異質なズレとキレと孤高のオーラが、伝わるというよりは、どこか取り憑かれるという感じに、この盤には、いや〜〜〜…いるでしょう、確実に。この得体の知れない風景は、世界中探しても、まず見れないですよ…。聴きすぎると自分が今何処に立っているのか分からなくなるから怖い。存助による16分、体感してください。ある瞬間を境に飛んでます、異世界アナザーワールド…。うっかりパラレルに飛び込んでしまう空間の歪みみたいなものが点在。


V.A / 8ight power of fields, moods & woods
Dj Hati-Monjiのリミックス、トリビュート盤の第2弾。渋いいいぃぃっす…。i11evenによる冒頭のブレイクスものからもおおおズシズシ効きます!!そっから滑らかに流れ飛ぶトランペットの音色やウッドベースに触れる太く硬い指先や振動まで浮かび上がってきてしまう、まさに煤けたジャズの空気感を封じ込めた漆黒の一枚。
Osamu Anzai、菊池雅晃、i11even、Kozo Ikenoらが参加したDEEEEEEEEEPなアブストラクト・ジャズ。特にアルバム内でも異色なIka-Hatiによるブルトーザー級ノイズが豪傑っぷりを大地に震わす猛獣パーカッション・ダブが相当ぶっ飛ぶ!!油断も隙もないって音楽聴いててあんまり使う言葉じゃないかもしれませんが、下手するとヤラれるっていう緊張感は尋常じゃないです…。8文字の刻印から溢れ出る危ない引力によって、引き寄せられた音楽家たちが鳴らした静寂と陶酔の8ight Sounds。

本日の入荷品:
tenparii / おまたせ
公園北 / 96-98
V.A / charred bells .broken bells breaks vol.2
V.A / 8ight power of fields, moods & woods