6.11 入荷品


Idiot Pop / Idiot Pop
DE DE MOUSE以降のゼロ世代トレンドで彩るエレクトロとカラオケとともに脅威の盛り上がりを見せた90's J-POP/TK SOUNDがクロスオーヴァーしたこの時代に最も有効なダンスミュージックが登場!!キラキラとまばゆいほどの星屑を壮大な宇宙から拾い集めてダンスフロアにばら撒くような、超ド級のポップセンス!キャッチーなシンセや声ネタサンプリングやヴォーカル・ハウス!突如ダンスミュージックシーンに降臨した極彩色のファンタジア!一聴するとバラつきを感じそうなところは神経質な日本人クリエイターが多い中では、逆に好感持てちゃうっていうか、むしろ00’s以降の健全で健康的なアプローチっすね!globeの「DEPARTURES」カヴァーまで飛び出すこのアーティスト!!2010年代のアンダーグラウンドダンスミュージックシーンにおいて重要なキーになってきそうな予感むんむん!やけのはらやイトウヒデノブも絶賛の新世代ルーキー!


カスミトリオ / tsunashi 十
ゑでぃまぁこんと同時リリースとなる本作は、テニスコーツの植野隆司と、札幌のドラマー高橋幾郎、オシリペンペンズ/LSD Marchの道下慎介にゲストミュージシャンとして大阪の自作楽器インプロヴァイザー梅田哲也を加えた新バンド、その名もカスミトリオ。こちらもゑでぃまぁこんと同じく、テニスコーツさやのプロデュース作品。さやさん曰く、繊細な録音により、エレキからアコースティックの響きの隅々まで瑞々しく捉えた、ミックスも含めた先駆け作品。鮮やかで豊潤な響きを鳴らすアコギと、遠くで叫ぶエレキ、温度の違う残響音と弦の震えに共鳴し合い充満する。そこに交わるノイズ音は、もはや騒音でもなければ雑音でもない。なぜならノイズはすでに遠い過去に音楽の一部として認識されたはずだから、この交わりに陶酔する。そんな深い共鳴の中を刻むドラムのリズム。ゆっくりとその共鳴とリズムにもまれて、ぼやけた音像の中へと連れて行かれるゆるゆるのトリッピー・フォーク。


ゑでぃまぁこん / やっほのぽとり
CDを再生させて、たったの3秒で涙腺がゆるむ。これだから聴いたことのない音楽を聴くという行為がやめられない…。テニスコーツのレーベル“majikick”からまたまた素晴らしい才能が登場。そしてプロデュースには、テニスコーツのさやさん。テニスコーツファン、SSWもの好きはもちろん、どんな人が聴いてもきっと心を打つ音楽です。
ゑでぃまぁこんは、怖(COA)のゑでぃと、LSDマーチのまぁこんの二人による姫路発の和製アシッド・フォーク・デュオ。主に関西を中心に活動する二人は、前作「あおいあしおと」他、いくつかの自主制作CDRなどのリリースを経て、今回のリリースに至る。Yumboやマヘル、アンデルセンズやマイパルフットフットなど、テニスコーツと共振しそうな音楽性や感性を持ちつつも、確固たる揺るがない世界観を保持したバンド、アーティストとつながってきたテニスコーツ2人の着眼点と感性は相当に素晴らしい。何より、リスペクトと愛を感じる!!一文、一文はもちろんのこと、単語のひとつひとつにすら強い意味/意志を持っているかのように、ゆっくりと確実に発せられる言葉の力、それは魔力とでも例えたくなるような不思議な力。こんなに優しくて、こんなに切ない気持にさせられたのは、なんだか久しぶりです。あまり言葉はいりませんね。だって、ゑでぃまぁこんが歌う言葉以上のものが今は思い浮かびませんから。

本日の入荷品:
Idiot Pop / Idiot Pop
カスミトリオ / tsunashi 十
ゑでぃまぁこん / やっほのぽとり